深井ビル
人が通りやすく、集まりやすく。圧迫感のない建物をうらぶくろに。
全国的に名の知れた店舗を深井ビルへ呼び込む。
「深井ビル」が建つ場所は、うらぶくろへの入り口あたりで、しかも角地という好立地。この場所を開発するにあたり、圧迫感のない建物をメインに公開空地を生かしながら土地を有効利用する方法を考えた。曲面を生かしながら、人が通りやすく集まりやすい場所へ。苦心しながらこれまでの経験を生かして企業プランを構築していったという。
加藤さんは、40年間東京の設計事務所で働き、5年前に帰郷。当時は月に一度は広島へ帰り、打ち合わせや現地の下見など、忙しく飛び回っていたという。今もその生活はさほど変わらず、今度は逆に月1回の割で東京へ行き、エネルギーをもらって帰るのだとか。
深井ビルのオーナーと友人で、このうらぶくろの物件は、加藤さんが設計したプランを基本に考えられている。現在はこのビルの1階から5階までの賃貸スペースを加藤さんが管理しているのだとか。19年前には広島で1号店となったスターバックス コーヒーが入っていた深山ビル。現在、ルピシア、ライザップ、エールなど全国展開している店舗が入っていることは心強い。
こどもたちが遊んだり通学したり
ビルは、街に安心をもたらす存在に。
小学生の子どもたちが安心して通学したり遊ぶ場所として、街がきちんと機能するうらぶくろを目指して欲しいと加藤さんは語ってくれた。「路面を整え、整理しながら電柱は地下へ。快適な路地や空間ができれば、より過ごしやすい街になると思います」。また、「うらぶくろのスペースは、歩くほどに魅力がある」と加藤さん。いろんなジャンルの店があり、食や物にも困らない場所だという。中でも「一利喜」はお気に入りだそうだ。