世界を視野に、博多の味を 頑なに進化させていく。

裏路地の名店と名高い、名物の「白丸元味」。

変わらないために、変わり続ける。「博多一風堂」が何よりも大切にしている信念だ。現状維持の姿勢は衰退していまうからこそ、立ち止まることなく進化していく。その熱い想いが、「博多一風堂」のラーメンに込められている。
豚独特の旨味を極限まで抽出し、シルクのような滑らかな豚骨スープを。そこへベーシックなストレート細麺を合わせる。旨味と香りが豊かな博多ラーメンは、今や日本全国に人気が広がっている。「博多一風堂」の味は、創業者の味に忠実に作ったラーメンで、日本全国のみならず香港・台湾・ニューヨークなど海外14カ国・地域に出店。世界中の人々の舌を満足させている。
中でも「博多一風堂」のメインともいえる看板メニューは、ベーシックな「白丸元味」。白丸元丸は18時間煮込んだ絶品スープで、クセがなく、舌が肥えた人からも大好評だ。「赤丸新味」は白丸の作り方を変えないながらも、さらに少しずつ改良を重ね、進化させたもの。様々な調和を取りながら、改良を重ねてより今のお客様に合う味を完成させている。

気配りから心配りまで、できることは丁寧にしていきたい。

「ベーシックな味をまず味わっていただきたい」とは、東店長。白丸元味をベースにしたスープと麺のトッピングは、もやし、味付けキクラゲ、刻みネギ、そしてじっくり煮込んだ2種類の部位のチャーシュー・バラ肉とカタ肉の2種類を乗せることで、食感の違いを楽しめる。店内は常に衛生面に注意し、もやしなどテーブル上で自由に食べるトングは、お客様ごとにチェンジ。安心への気配りも怠らない。平日はランチが評判で、サラリーマン、買い物客、週末は若者や家族、海外の観光客の顔も見えるようになった。また、子ども連れのご家族にはラーメンを提供するタイミングを変えたりと配慮している。

私のおすすめうらぶくろ！

人も食も街も気さくさがありがたい。

「広島はお好み焼きのまちだと言われるが、本通り商店街を歩いていてお好み焼きやに当たることは少ない。それがうらぶくろの通りに入ると、気軽に入れそうな店が普通にあるのが嬉しいです。また立ち飲み屋もたくさんあって、いろいろな人と話ができる。コーヒー屋さんのいい香りもありがたいなぁ」と東さん。一風堂に就職した東さんは、北海道を皮切りに岩手、松山などへ転勤しているが、2014年からは広島。住みやすいと好評だ。