エンタープライズ株式会社
海鮮居酒屋3店舗、ビアガーデン1店舗を手がける。
お客様に満足してもらうために、妥協しない。徹底した食材へのこだわりと、社員教育。
1981年に創業した「エンタープライズ株式会社」は、広島県をはじめ東京や静岡、沖縄などでの様々な店舗経営を経て、現在うらぶくろ浜けんや駅前浜けん、ekie1階にある「魚魚一」、5月~9月限定のグランヴィアホテル広島22階の「BBQビアガーデン」を手がけている。北は北海道サロマ・オホーツクから南は鹿児島・東町まで、全国35の産地や生産者の元を訪ね、鮮度の高い鮮魚を提供している。また、牡蠣は新鮮・安全をモットーに、産地を厳選してそのときに一番良いものを年中たやすくことなく仕入れを行う徹底ぶり。そのため、どのお店もお客様でにぎわっている。「業態を変えながら、現在の鮮魚・牡蠣などに特化した海鮮居酒屋のスタイルに至りました。グランドメニューも常に追求と研究を重ね改良を重ねています。生産者から直接仕入れるルートを開拓しているため、鮮度はもちろん価格も抑え、お客様に満足していただけるように取り組んでいます」と、もみじ社長。
また、社員教育にも力を入れており、月7回の勉強会に加え、春は青森・北海道、秋は九州、冬は兵庫へスタッフと訪れ、生産地視察と研修を行っている。というのも、生産者がどんな気持ちで育てているかを知ることで、その思いをお客様へ説明できるようになるために実施している。調理する人も、提供する人も食材に対しての自信と愛情を持つことができるのは、こういった体験があるからこそだろう。また、調理技術研修も行っているので確かな技術も磨かれている。
「商売の基本は、継続です。これからも長く愛されるお店に育んでいきたいですね。スタッフもいつか独立するとなっても、これまで頑張ってきたスタッフに対しては独立支援をしていきたい。お店も、人も、成長し続ける会社でありたいと思います」。お客様は単にお腹を満たすためだけでなく、非日常の体験を求めている。そのことを一人ひとりのスタッフが意識しているからこそ、ここに来て良かったと思いながらお客様は家路につくのだろう。
10年後も20年後も、目的を持ってうらぶくろへ来てもらえるように。
「うらぶくろには、目的を持って来られるお客様が多い印象です」と、もみじ社長。今日はあそこでご飯を食べようか、お気に入りのお店で洋服を買おうか。個性のあるうらぶくろならではの姿かもしれない。「うらぶくろ商店街振興組合が一丸となって、10年後も20年後も、あのお店があるからうらぶくろへ!と思ってもらえるような街づくりをしていきたいですね」。